よんだほん

本の内容をすぐ忘れちゃうので、記録しておくところです。アフィリエイトやってません。念のため。

リノベーションまちづくり 不動産事業でまちを再生する方法

リノベーションまちづくり 不動産事業でまちを再生する方法

リノベーションまちづくり 不動産事業でまちを再生する方法

 公民連携やリノベーションによるまちづくりの第1人者によるテキストブック。リノベーションまちづくりにおける攻めどころや、手法などがこれまでの経験等に照らして具体的に語られている。これまで公民連携や、まちやどと言った研修に参加して触れてきたけれど、具体的手法について知る機会がなかったので、より現実味を持ってイメージすることができた。

特に、リノベーションまちづくりにおける内容で、記憶に残った手法などは以下のとおり。
①疲弊した地域には、家賃が大きく下がったエリア「家賃断層」があり、そこがリノベーションしてコンテンツを入れる狙い目の場所。
②市場に出されている物件だけでなく、エリア内の全ての不動産を把握することが重要。
 →そのためにも、フィールドワーク(まち歩き)は必須
 →そもそも弊社は、空き家情報や家賃情報は把握してるんでしょうか?
③まちはヒューマンスケールで考える
 →やっぱり自動車が主役のまちづくりは、健全じゃない。

それ以外に、おそらくリノベーションだけでなく、全てのまちづくりプロジェクトに共通する事項として・・・
①ヒューマンリレーションづくり
 信頼できるチームづくりを行うためには、プロセスをできるだけオープンにして、乗り降り自由にすること。
 出入り自由、参加自由。抜けたい人は自由に抜けられる。コアとなるプロジェクトやメンバーが固まると、それに賛同する者、共感するものが集まってくる。
 →既存のまちづくりは形や組織やポストにとらわれすぎだと本当に思う。
②「そもそも公共施設は、公共は所有し運営するべきものなのか?」
 公共施設はただたんに、統合・縮小すればいいってもんじゃない。
 単なるコストダウンでは、不十分。どう活かすのか?

最後に「敷地に価値なしエリアに価値あり!」