- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/04/24
- メディア: 文庫
- 購入: 91人 クリック: 844回
- この商品を含むブログ (748件) を見る
以前は職場内外を問わず、「意見交換会」「交流会」の類の意義がわかりませんでした。
何がきっかけか忘れてしまったけれど、最近は積極的に参加するようにしています。
確実に何かが得られるとわかっていなくても良いんです。
思考の整理学には、「垣根を超える」ことの大切さが述べられていて、様々な考え方に触れたいというこの気持ちは間違いではないようです。
まずは、いろいろ話を聞く、そこが目的でいいじゃないか。一人で書斎に籠もったってアイディアは出てこない。結果(アイディア)はあとから付いてくる、と思います。
書籍では、全く別の業界同士で垣根を超えることがメインに述べられていました。確かに専門家同士で話し合うと得意気に語り合っていい気分になって終わりになりがちのような気がする。そういう意味で、異業種交流会というのも面白い。でも、参加者が意義をしっかり理解していれば別に同じ業界だっていいわけで。
今の所属する業界は、同じ目的を、様々なプレーヤーがそれぞれのやり方で実施している。するとよく情報交換が大事だ、と言われる。本当にそうだと思います。
どうしても「集まる時間がないから」「目的がよくわからない」といわれがち。もちろん企画をする側のしかけかた、ファシリテーションも重要だけれど。
垣根を超えることをめんどうに思うのは、非常にもったいないのだと思います。