よんだほん

本の内容をすぐ忘れちゃうので、記録しておくところです。アフィリエイトやってません。念のため。

バカの壁

バカの壁 (新潮新書)

バカの壁 (新潮新書)

再読の本。以前は読解力が追いつかない部分があり、自分の能力に落ちこんだり。

与えられた情報は、受け取り手によって係数がかかり異なった認識を与えてしまう。
その人が興味が無いことは、係数0がかかるので理解すら進まないのですね。
だから言ったら伝わる、話せばわかるは通じない理屈。

で、そこに壁があると。

壁を超えたければ、自分の認識に一元的にとらわれてはいけない。
二元論(はたまた、現代においてはもはや多元論かもしれない。15年ほど前の本なので。)の発想を基に、相手のことを考えなければならない、といったことでしょうか。

結論を導くにあたって使われた「個性を求める学校の矛盾」「意識と無意識」「肉体と脳」といった話題もなるほどと思わせる部分があり、改めて面白かった。